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桜井二見ヶ浦への旅

鳥居とは、神社や別の世に入るために建てられたアーチや入り口のことを指します。ほとんどの人が鳥居のことを知っているか、少なくとも見たことがあるでしょう。日本全国には数多くの鳥居があり、それぞれに重要な意味を持っています。最も美しい鳥居のひとつが、福岡の西端に位置する美しい街、糸島にあります。糸島には、日本で最も美しい景勝地のひとつ、桜井二見ヶ浦(通称、夫婦岩)があります。夫婦岩は、海の中にそびえたつ一対の巨岩で、しめ縄とよばれる神聖な縄で結ばれています。この一対の巨岩は、結婚を象徴しており、この土地をとてもロマンティックで魅力的な美しい場所にしています。

福岡中心部から糸島までは電車で行くことができます。別の路線に乗り換えたり、少し歩いたりする必要があるため、所要時間は全部で約2時間くらいです。しかし、これはデメリットではなく、新しい場所を見たり、新しい道や列車、体験を試せたり、さらには新しい人々に出会ったりできることはむしろメリットで、良い経験になります。

道中では、今宿駅で電車を乗り換える必要があります。この駅は、新しい駅ではなく、周囲の様子を見ると、すでに都会から離れ始めていることがわかります。しかし、その雰囲気はとてもよく、静かで居心地がよく、いつもとは違う場所にいるような感覚があります。

糸島高校前駅に降り立ち、そこから約20分歩くと海岸に着きます(バスでも行けますが、歩いて新しいことを学ぶ方がもっと楽しいでしょう)。海岸に着くと、巨大な鳥居が見えて、まるであなたを出迎えているようです。そこから数歩下へ下れば鳥居の目の前にたどり着きます。その先に見える夫婦にそっくり似た一対の巨岩は、あなたにとって忘れられない光景になり、その瞬間は写真を撮影するのに最適です。しかし、カメラのレンズを通して景色をめでるだけでなく、その場で自分が感じる感覚を大事にして、その瞬間を生きることも忘れてはいけません。最後にこの記事を見てくれているあなたに提案です。夫婦岩には夕暮れ時に到着するのが理想的です。魅惑的な景色が待っていますよ。

<執筆者について>
Hector Alejandro Palomo Reyes
芸術工学府メディアデザインコース 修士1年
私はグアテマラから来た修士課程の留学生です。デザイン、写真、文章を書くことが大好きです。新しい友達を作ったり、お互いのことを話すのがとても楽しいです。私と一緒に、日本文化を巡る忘れられない旅に出かけましょう。

<翻訳者>
長谷川 愛
芸術工学府人間生活デザインコース 修士2年
私は外国の文化にとても興味があります。なかでも中国文化が大好きです。芸工で留学生と友達になると、自分の視野が広がるのでわくわくします。芸工は、自分のクリエイティビティを高められるだけでなく、国際的な視野を広げられる場所でもあります。留学生も日本人学生も、芸工の国際性を活用しましょう!