九州大学へ留学したい方

芸工で築く国境なき友情の架け橋 #5 提携大学での短期サマースクールに参加して

これまで、「芸工の国境なき友情の架け橋」シリーズでは、九州大学の留学生にインタビューし、彼らがどのように日本人学生と友情を築いているのかを聞いてきました。今回は、芸工の日本人学生が海外で経験した友情について紹介したいと思います。その日本人とは私のことです!

九州大学はさまざまな国々の大学と大学間協定や部局間協定を結んでいます。今年の夏、私は中国の協定校の一つである大連理工大学のサマースクールに参加しました。このサマースクールは10日間のプログラムで、中国語の授業、中国文化体験、学科見学、キャンプファイヤー、市内見学、観光、写真・Vlogコンテスト、プレゼンテーション、歓送迎会などで構成されていました。このプログラムを通して私が得た最も重要なものは、現地の大学生との出会いと友情でした。

まず、私のグループの学生ボランティアたちは、食堂での注文の仕方から観光の案内まで、私たちの日常生活のあらゆる面のお世話をしてくれました。私たちは一番長い時間を一緒に過ごし、プライベートな話もたくさんしました。サマースクールの終わりにはすっかり仲良しになり、別れを惜しむのが辛かったです。彼らと一緒に日本人留学生の誕生日を火鍋レストランでお祝いしたことや、一緒に歌の練習をしたことはよい思い出です。彼らが留学や就職で日本に来たときには、みんなでまた会おうと約束しました。

グループメンバーと一緒に送迎会で出し物をしました

次に、建築と芸術学院の学生たちとも友人になりました。彼らは学科見学のために私たちを案内してくれました。日本語を専攻しているわけでもないのに、日本語を勉強している学生が多いのに非常に驚きました(これは大連理工大学全体の傾向のようです)。また、彼らの髪型や服装は芸工生と似通っていました。同じ分野を専攻する学生同士、趣味や嗜好が似ているのだろと思います。芸工と雰囲気が似ているので、彼らと一緒にいると、なんだか落ち着きました!

学科案内で私をサポートしてくれたかわいいボランティア学生と大連理工大学博物館にて。
撮影:桔子(学部3年生、才能豊かなカメラマンです!)
大連理工大学のカフェで、学科の先生と修士課程の学生とおしゃべりしました。

また、昨年交換留学生として芸工に留学していた大連理工大学の卒業生とも再会することができました。彼女は2024年、芸工の修士課程に入学する予定です。サマースクールの中間には1日自由行動の日があったため、彼女と一緒に大連市内を観光しました。彼女の日本語が上手になっていることに驚きました。芸工に関係した知り合いが旅先にいることに、安心するとともに、とても嬉しく思いました。

友人と記念撮影。私たち芸工はまた来年彼女を迎えるのを楽しみにしています!

また、このプログラムには、日本の大学から102人の学生が参加していましたが、その中にはタイ、ベトナム、中国から日本に留学している学生も含まれていました。彼らとの出会いも、このサマースクールに参加して得られたことの一つです。

中国には「縁があればまた会える」という言葉があるそうです。別れを惜しむのではなく、次の出会いを楽しみにする姿勢を表す言葉です。今回の訪問で、私は、人と人とのつながりを大切にする中国の文化に触れ、中国をますます好きになりました。

大連での体験はここにはすべては書ききれません。デザインを専攻する学生として、機能と美しさの両立を追求したプロダクトデザインや、心地良く車椅子利用者が多い広場のデザイン、QRコードですべてが完結する購買システムなど、興味深い発見も多かったです。

短期間であっても、海外に滞在し、現地の生活を体験することで、日本との違いについて多くの気づきを得ることができます。デザインを学ぶ芸工生(日本人・留学生)にとって、このような機会を利用しない手はありません!

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<執筆者>
長谷川愛
芸術工学府人間生活デザインコース 修士2年

私は外国の文化にとても興味があります。なかでも中国文化が大好きです。芸工で留学生と友達になると、自分の視野が広がるのでわくわくします。芸工は、自分のクリエイティビティを高められるだけでなく、国際的な視野を広げられる場所でもあります。留学生も日本人学生も、芸工の国際性を活用しましょう!