九州大学へ留学したい方

芸工で築く国境なき友情の架け橋 #1 授業の友達

あなたは日本での留学に何を期待するでしょうか?留学の醍醐味の一つは、現地の友人を作ることですよね。芸工では、様々な機会を通じて留学生と日本人学生との友情が築かれています。私はこれから、そのような機会を皆さんにたくさん紹介していきたいと思います。

この記事は、留学生だけでなく、留学生と友達になりたい日本人学生にも参考になることでしょう。今回は授業でできた友達に焦点を当て日本人学生と留学生の友人関係についてインタビューを行いました。

インタビュイー:
Yubo Liu(修士2年 中国出身)
南井 勇輝  (修士2年)

インタビュアー:長谷川 愛(修士2年)

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まず2人の出会いを教えてください
Yubo: 僕たちははじめ、学部4年生の時に、日本とデザインという授業で出会いました。この授業の初回の授業で、自己紹介をする時間があって、僕はVRに興味があるという話をしたんだけど、他にも数人VRに興味がある人がいたんだ。それで、授業のあと、その人たちで集まって、連絡先を交換した。そのメンバーのうちの一人が南井君だったんだ。
南井: 懐かしいね。
Yubo: あのとき、授業をさぼらなくてよかったな。他の人に自分から話しかけたのは実は初めてだったんだ。

そのときお互いの第一印象はどんなだったの?
南井: 自分に厳しくて、正しい人っぽいと思った。興味があることが同じだから、何か一緒に取り組めたらいいなと思った。
Yubo: 僕も南井君はかたい人という第一印象だった。

じゃあ今は印象は変わった?
南井: 大きく変わった。寛容な心の持ち主で、遊び心がある人だと思う。
Yubo: 確かに僕は少年みたいに生きてるよ。僕も南井君の第一印象と今は全然違う。南井君は自分のことなんでも話してくれるからうれしい。

じゃあ、2人は知り合ってからすぐ仲良くなったの?
南井: いいえ。距離が縮まったのは修士1年生になってからです。とある授業で2人一組でグループを組むことになって、僕たち2人が同じグループで、2か月くらいずっと一緒に課題に取り組みました。ソーシャルVRに関するサービスデザインの提案を行うために、雑談もしながら、議論を重ねて、そのあといつも一緒に中華料理を食べに行った。
Yubo: 課題頑張ったな

その授業が終わってからも関係は続いたってこと?
Yubo: そうそう、授業が終了してからも、中華料理屋に行って世間話をしながら一緒にご飯を食べるのが習慣になった。最近の出来事とか、最近のVR事情とか、自分たちの過去の出来事とか、なんでも話したね。

中華料理店のお気に入りの料理

南井君は今アメリカに留学してるよね。劉君は南井君がアメリカに留学して、さみしかったんじゃない?
Yubo: すごく残念だった。南井君のような友達はいないよ。9月に帰ってくるのを楽しみにしてる。
南井: そうだね、9月にまた一緒にご飯食べたり、ボードゲームしたりしよう。 

生まれた土地や今いる場所が海を隔てていても、お互いにかけがえのない存在であることがひしひしと伝わってきました。9月に会えるのが楽しみですね。いっぱいお話してくれてありがとうございました。

アメリカにいる南井くんとオンラインで交流

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共通の興味を持っていたから、連絡先を交換できたというお話が興味深かったです。
研究に関する興味や、日本のサブカルチャーへの興味など、日本人と留学生が友達になるきっかけはたくさんあります。日本人も留学生もそのきっかけを活用できたら、ずっと関係が続く、本当にすばらしい友人を作れそうですね。
最後に2人からのメッセージです。

Yubo
留学して友達をつくるときには、もし話をしてみて仲良くなれなかったとしても、気にしないことが大切だと思う。留学先でも、自分と気が合う友人は絶対に誰かいるから、その人と巡り合うまでめげない方がいい。

南井
僕は自分がアメリカに留学してみて、芸工を外から見てみることができた。芸工はいろんな分野が集まって学際的に学べ、学んだことをアウトプットにつなげられる、世界的にもユニークな場所だと思う。Degreeの名称はDesignだけど、実際にはDesignという一言に納まりきれない多様な分野を学ぶことができる。芸工に留学する価値があると思います。

次回は、「タンデムプログラム」を通じて築いた友人編についてお伝えします。ぜひご覧ください!
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執筆者について
芸術工学府人間生活デザインコース 修士2年 長谷川愛
私は外国の文化にとても興味があります。なかでも中国文化が大好きです。芸工で留学生と友達になると、自分の視野が広がるのでわくわくします。芸工は、自分のクリエイティビティを高められるだけでなく、国際的な視野を広げられる場所でもあります。留学生も日本人学生も、芸工の国際性を活用しましょう!