在学生の方
フィンランド アールト大学での留学生活2015
留学先:アールト大学
留学期間:2015年1月〜2015年12月
留学開始時の所属・学年:大学院 芸術工学専攻 環境・遺産デザインコース 修士課程1年
留学は今までの価値観に変化を生み出す経験となります。アールト大学への1年間の留学では、フィンランド人とルームシェアをしていたため、学校、日常生活と共にフィンランド文化に浸かれることができました。今まで常識と考えていたことが実は違ったり、考えた事の無いような話が飛び交ったりと、毎日新しい出来事の嵐でした。アールト大学には、自分の大学にはない施設や制度があり、ここで学ぶことができるのは幸せな事だと思います。この生活の中で、今までの常識にとらわれずに物事を考える事の大切さを学びました。また、建築や空間設計を学ぶ学生にとって、アルヴァ•アールトの代表作であるオタニエミキャンパスで過ごす事ができるのも、とても贅沢だと思います。
帰国後は留学経験談やフィンランド文化を伝える機会を頂きました。そこで感じたことは、経験した事の価値の大きさと自分への自信です。アールト大学の留学経験は、これから一生私の糧になります。「知っている」ということと「経験した」ということは考えていた以上に大きな差があります。また、留学中に出会った先生や友達は自分の考えの変化を共有してきた貴重な存在です。このような人とのつながりができたことも私にとって宝となりました。これからアールト大学へ留学を考えている方は、今持っている「留学したい」というその気持ちを大切に一歩踏み出して下さい。
もし交換留学が決まったら、是非何でも良いので学校関係以外のコミュニティに飛び込む事をお勧めします。私は日本文化である茶道を学ぶフィンランド人のコミュニティに通っていました。学校とは少し違った、よりローカルなフィンランドを知る事ができると思います。
形田 翔子(かただ しょうこ)

▲Space in practiceの授業でコンペティションに参加
Weegee museumの一室を実施設計しました。実践的な授業が多いと感じます。

▲Department of Mediaの授業にて、グループ課題の発表会
生徒も先生も自由に意見交換できる雰囲気です。

▲授業の一貫でワークショップを行い、結果を整理しているところ
大学内にこの様なミーティングスペースが多く、とても充実しています。

▲家族用のサマーコテージにお邪魔しました
森でキノコを取り、釣りをし、サウナに入ってゆっくり過ごす事が夏の贅沢な過ごし方です。