九州大学へ留学したい方

福岡での学生生活 2016-2017

人生で賢者になりたければ、視野を広げろと言われがちですが、そのために、私はドイツを離れ、半年間の交換留学生として九州大学を訪れることにしました。


ドイツでプロダクトデザインとプロセス開発を学んでいた私にとって、プロダクトデザインだけでなく,プロセス最適化の先進国である日本を訪れるのは、自然なことでした。しかし、私が日本に行こうと思ったのはそれだけではありませんでした。日本のような全く異なる文化を体験してみたい、全く知らない環境でどうやっていくかをを知りたいと思っていました。高層ビル、那珂川沿いの屋台、町を散策していると息を呑むような神社やお寺に出会うことができ、私を驚かせてくれました。もちろん、最初のうちは問題や困難に直面することもありましたが、正直言って、文字が読めない、書けない、人と話せないということが、滞在中最も困難なことでした。

しかし、それを何度も乗り越えさせてくれたのは、サポートセンターの人たち、先生方、九州大学の学生たちでした。毎日のようにたくさんの面白いプロジェクトに取り組むことができたこと、学校だけではないイベントで新しい人と出会うことができたこと、習慣になれ異文化を受け入れること、大切な自転車を持って全国を旅したことで、コミュニケーションは言葉や文法、発音だけではないことに気づかされました。身振り手振りや表情、会話の後の行動、時には真剣に考えすぎず、面白い誤解を笑い飛ばすことも大切なのだと思いました。

結局のところ、日本で過ごしたこの6ヶ月間で少しでも賢くなったかどうかはわかりません。でも、「また日本に行きたいと思いますか?」と聞かれるたびに、福岡のビーチに座っていた時のことを思い出します。海と空が出会う美しい水平線を見ながら、私は一つの答えしか思い浮かびません。「いつでも!」

ラップ メラニー・ヴァネッサ
2016年10月~2017年3月 KISD、THケルンからの交換留学生