九州大学へ留学したい方

Geiko Fun Festival

九大の芸術工学府に在籍していると、授業や研究はもちろんのこと、新しい友達を作ったり異文化を体感したりと、毎日が新しくとても魅力的に感じています。

カリキュラムの中には、「異文化理解と発信」 をテーマにしたスタジオ・プロジェクトがあります。このクラスは、留学生と日本人学生を繋ぎコミュニケーションの輪を広げることによって、芸工生と留学生の帰属意識を高め、学生同士の交流を図ることを目的としています。

このプロジェクトは、生徒たちが中心となって企画し、目的を達成するためにどのようなイベントを行うか真剣に話し合いました。そこで、楽しく生徒同士で交流することをメインとした異文化交流パーティーを開催することにしました。さらに、芸工のグローバルな雰囲気を高めるために、参加者から意見やフィードバックなどを集めました。

このイベントは、自分が興味のあるプログラムを少なくとも2つ選び、それに参加するという流れになっています。私は自分が楽しめるプログラムを見つけ、新しい友人を作ることにわくわくしていました。

会場は参加者を楽しませるために飾り付けがされており、誰もが入りやすい空気感でした。まず私はジェンガができる場所に向かいました。ルールはみんなが知るものよりも少し工夫がされていました。参加者はそれぞれ自分自身の情報をグループのメンバーに共有し、もしそれを誰かが間違えると酸っぱいキャンディーを食べなければいけないというとてもユニークなゲームに仕上がっていました。ジェンガの後、私はビデオゲームの場所に移動し、学生たちが作ったオリジナルのゲームを楽しみました。このゲームはQRコードを読み取るとスマートフォンにダウンロードできるという手軽さで、とても楽しく、笑い声が絶えませんでした。

ゲームで盛り上がった後は、一番楽しみにしていた料理教室に行きました。白米を自分たちで用意し、受付を済ませると、長テーブルに座ります。そこのリーダーがビデオを見せながら指示を出し、おにぎりの作り方を教えてくれました。自分のおにぎりに加え、隣の人の分のおにぎりも作らなければならず、それがとても面白いのです。というのも、隣の席の人はビーガンで、会話をしながら具材を決め、私は彼女のためにおいしいキムチおにぎりを作ることができました。

メインパーティーが始まると、各国のクイズ問題大会が行われました(私はグアテマラに関するクイズもあって大興奮でした)。会場が盛り上がる中、主催者のみなさんは気づかぬうちにテーブルの配置を変えていて、ディナータイムへ。おいしい食事を楽しみながら、テーブルごとに番号が割り振られ、またさらに2つのゲーム、“性格を当てろ!”と “人狼ゲーム”を楽しみました。1つ目のゲームでは、周りの人とコミュニケーションをとりながらお互いの性格を当て合い、2つ目のゲームでは、カードに書かれた自分の役割をもとに、一人の狼、すなわち嘘つきを暴くというものでした。プログラム全て和気あいあいとしたもので、食事とともに楽しむことができました。最後には、全員がまとまり、仲良くなることができました。インスタグラムなどSNSをフォローし合い、最後みんなで記念写真を撮って、Geiko Fun Festivalは幕を閉じました。

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<執筆者について>
Hector Alejandro Palomo Reyes
芸術工学府メディアデザインコース 修士1年

私はグアテマラから来た修士課程の留学生です。デザイン、写真、文章を書くことが大好きです。新しい友達を作ったり、お互いのことを話すのがとても楽しいです。私と一緒に、日本文化を巡る忘れられない旅に出かけましょう。

<翻訳者>
久住香奈
私は九州大学大学院芸術工学府音響設計コース修士一年です。

卒業後のデンマーク留学のため英語とデンマーク語を勉強しています。芸工サポーターになってから、さまざまな留学生たちとの交流を楽しんでいます。もし何か言語の問題でお困りでしたらお声掛けください。わたしが通訳します!