在学生の方

フランス パリでの留学生活 2019-20

留学先:パリ ラヴィレット建築大学/建築事務所(ARCHIEE)
留学期間:2019年9月〜2020年3月
留学開始時の所属・学年:芸術工学府 デザインストラテジー専攻2年生

留学の感想
①成果
言語も価値観も全く異なる地域に飛び込んで生活してみることで日本にいた時よりもより広い視点で物事を見ることができるようになりました。言語に関しては、フランス語はほぼ話せませんでしたが、それでも挫けずにコミュニケーションを取り続けることで多くの人と出会いともにプロジェクトを行うことができました。学校生活での建築の専門的な授業も非常に興味深かったですが、むしろ日々の生活の方がより建築を考える上で重要なことを学べたと思います。学校や寮があまり治安の良い地区ではなかったため、貧困層の人々の暮らし方や公共住宅のありかたについて身をもって学ぶことができました。極論、著名な建築などは図面や写真などで様々なことを学ぶことができますが、やはり実際に行ってみて空間を体験すること、違う都市に住んでみることを経験できたことが非常に有意義でした。

②課題
やはり語学力があるに越したことはありません。お互いとても良いアイデアを持っているのに言語でつまづいて深くまで議論できないという場面が何回もありました。日常会話だけでなく最低限、建築やデザインに関わる言語を覚えておけば良かったなあと後悔しています。あと、やはりコロナウイルスの影響で最後まで留学を成し遂げられなかったのは非常に後悔が残りました。

これから留学する学生へのアドバイス
行く前は不安も大きいと思いますが、渡航してしまったらそこで過ごすしかないので、むしろ割り切って何にでもチャレンジできると思います。そこで生活すること、カルチャーショックを受けること自体に意味があると思うので。パリはお洒落なイメージが先行していますが、治安も地区によってはかなり悪いので油断はしないように、十分に気を付けて過ごしてください。あとはたくさん旅行にいって様々な建築、デザイン、食事、生活、言語に触れ合うことも重要だと思いました。

留学先での生活全般に関することで、困った点や改善してほしかった点、またそれに対する改善案
生活自体は現地の友達も日本人の友達もいたのでほとんど困ったことはありませんでした。