在学生の方

フランス・ベルフォールでの留学生活2016-17

留学先:ベルフォール・モンベリヤール工科大学 (UTBM)
留学期間:2016年4月~2017年3月
留学時の所属と学年:大学院 統合新領域学府 修士2年

大学を選んだ理由
欧米への留学を希望しており自身の研究に関係する交換留学先がUTBMであったため

具体的にどんな授業に参加しているのか
現在は週1つの英語授業(語学)の受講のみです。私が渡仏したのが4月中旬で複雑な入学手続きを終わらせたのが4月下旬でした。UTBMは3月から講義が始まっており、私が受講を希望したときはすでに中間テストが終わった時期であるほど遅かったため受講できませんでした。

英語の授業は留学生課の方が行っている授業であったため無理やり入れて頂いた形です。また、フランス語初級の授業に参加する予定が今期は受講希望者が足りない、という理由で開講されておらず受講できませんでした。

多くの海外の大学の新学期が始まる時期は日本とは異なるため留学を考えている方は渡航時期に注意が必要です。前期(9月~)は英語、フランス語の語学の授業や人間工学、機械工学の講義も受講予定です。

大学生活全般について
現在インターンシップも行っており、授業が少ないので主にインターンシップの活動を行っています。サッカーやバレーボールなど大学に毎日異なる様々なスポーツを楽しむBDSというサークルがあり、所属しています。

Belfortは大きな街ではありませんがMusic Festivalが行われたりイベントが多いです。欧州の学生団体であるESNが留学生の交流のため多くのイベントを開催してくれているので、それで週末はドイツに旅行に行ったり、遊園地に行ったりしています。

また寮内で国際色豊かな友人にも恵まれ、毎週末、食事をともにします。ですので平日はインターンシップの活動と夕方にBDSでスポーツを行い、休日は街のイベントに参加したり、ESNで旅行に行ったり、友人と食事やお酒を楽しんでいます。

生活費
家賃:€247/month キッチン共用の学生寮です、一般的な値段だそうです。
食費:€5/day 毎日パスタとチーズ、バケットを食べています、どれも安いです。昼食は寮内の学食で食べています(€3.25)
通信費:€20/month 電話込、月50GBのSIMカードのみです。
交通費: €34/month バスで町中どこへでも行けます、1回€1、月の上限が€34です。
その他:€100/month 旅行やお酒代など
物価は高いとは感じません、福岡と同じか少し安いぐらい。Sushiはスーパーで1パック€12です。

家探しのこと
UTBMが寮を斡旋してくださいました、キッチンアリかナシかで選べました。広さは井尻寮の半分ほど、ユニットバスは井尻寮の個室トイレにシャワーと洗面台がある感じです。キッチン共用の方が多くの学生と関われるかなと考え共用を選びましたが、寮内の人間関係は希薄ですしキッチンに行くのが面倒です。

また、キッチンアリの方が広くて大学から近いそうです。(+€50)シェアハウスに住む学生も多いです。

日常生活のこと
寮からキャンパスまで徒歩5分です。Belfortの街の大きさは明石市ぐらいです。バスが町中網羅しておりますし、バスカード1枚あればバス、レンタサイクル、レンタカー全て使えます。どれも徒歩5分圏内にあり便利です。ショッピングセンター、ハイパーマーケット、映画館、新幹線駅、何でもあるので全く不便はありません。

ただ田舎なためか大学の職員や銀行員始め街の99%の人には英語が通じません。ですので手続きなど大変苦労しました。私の場合、日本に留学経験があり日本語が堪能な友人が全て面倒を見てくれたため何とかなりました。UTBMから筑波大学や和歌山大学に留学する学生が多いそうで今後UTBMに留学する学生がいた場合私のように面倒をみてくれる学生を付けてくださると思います。

UTBMに九州大学から留学するのは私が初めてで日本人学生としては10年ぶり2人目だそうです。学生や町の人の大半には生まれて初めて日本人を見た、と言われるほど日本人はほとんどいません。ただ日本人だと言うと、Manga、Anime、J’aime Japonと言っ てくれ好意的です。ワンピースとGTOが人気です。生活に不便はなく、留学生が多いため留学生に優しく過ごしやすいです。

太田 将太郎