在学生の方

台湾での留学生活2023-2024

留学先:國立成功大学
留学期間:2023年2月~2024年1月 
留学開始時期の所属・学年:芸術工学府 芸術工学専攻 環境・遺産デザインコース 

芸術工学府環境遺産の井上先生から話を聞き、成功大学が位置する台南の魅力を知りました。私は台湾で長く暮らすことで、題材を見つけ修士論文を探そうと考えていたため、古都である台南に留学し生活することには価値がありました。さらに成功大学が建築の分野で有名であると知り、留学を決意しました。

成功大学はいくつかのキャンパスが同じ場所に位置しており、広大な敷地を有しています。台南駅の真横が大学であることもあり便利で、市街地に近い立地となっています。大学周辺は学生街で寮や学生が住む住宅地、飲食店がたくさんあり、活気があります。校舎は伝統的な美しい建築で、キャンパス内には城門などの遺跡があります。一年を通して暖かい地域なので、キャンパス内のガジュマルの下で休む周辺住人や学生の姿が見られ、台南市中心地の人々にとって重要な場所であることがわかります。図書館は広く、日本語の書籍も充実しています。先生方は優しく、メールでアポイントをとって話せば様々なアドバイスをしてくれます。私は毎日学校に自転車で登校しガジュマルを眺めるのが癒しとなり、本当に大好きな大学となりました。

日常の瑣末なことでわからないことが多かったのですが、台湾人の知り合いや友人がいることで助けられました。また留学初期に具合が悪く病院にかかった際、不安でしょうがなかったのですが、たいていのお医者さんは英語を話すことができるので内容を理解できました。

台湾に留学したことによって華語を修得するということ、そして修士論文のテーマを見つけ執筆することを達成しました。半年間の語学留学を含めると一年半という長い時間海外に住むという経験は初めてで、文化や言語が異なることによって苦労したり努力する必要がありましたが、全てが新鮮で楽しいものでした。私は一年半の生活の中で、台南の街を観察し、台湾と日本の複雑な歴史、台湾について深く考察することができました。台湾で学ぶことにより、自分自身のアイデンティティーを振り返ることになりました。今後の課題は台湾で仕事を探し働くことで、さらに台湾について知るということです。

手続きなど面倒なことは多いですが頑張ってください。

キャンパス内のガジュマル

授業の様子