留学先：ダルムシュタット科学技術大学
留学期間：2022年9 月～2023年2月
留学時の所属と学年： 芸術工学部　芸術情報設計学科 学部4年

私がダルムシュタット科学技術大学を選んだ理由は、ゲームデザインを卒業論文と同様の密度であるチーム環境で実践を通して学べるからです。

ゲーム開発において異なる分野を跨いだカリキュラムが組まれているため、同じ学科でプログラム、ゲームデザイン、ビジュアルアート、テクニカルアート、マネジメント、基礎的なサウンドをすべて学ぶことができます。開発の全貌を理解した上で、進みたい分野に特化した内容を選択することも可能です。逆に私のようにジェネラリストの道に進み、日本のゲームプランナー、一般的なディレクターを目指す方にも非常に向いていると思います。

ダルムシュタット科学技術大学はゲーム会社の就職を目指している九大生におすすめの留学先だと断言できます。留学しながら日本のゲーム会社に応募することは難しいですが、不可能ではないと思います。時差の問題については、ここのゲームプロジェクトの作業時間は完全にチームに任されており、必要があれば多相睡眠も活用し克服できます。一番おすすめなのは開発進捗をSNSに発表し、スカウトを狙うことです。もちろん、繋がりのあるCryTek、Ubisoft、Electronic Arts、任天堂にも挑戦できると思います。

曽 佳宸