在学生の方

台湾での留学生活 2023

留学先:国立台北科技大学 (大学間交換留学)
留学期間:2023年2月~2023年6月 
留学開始時期の所属・学年:芸術工学府 芸術工学専攻 環境・遺産デザインコース 修士2年

今回の留学の目的は、修士論文のための研究を行うことと研究に関して台湾の社会や建築について学ぶことでした。
台北科技大学の建築コースでは、留学生のために英語で行われる授業が充実しており、近現代台湾建築史や映像や解析ソフトを用いた空間解析など、私の研究(台湾の学校調査)に役立つものや九州大学では履修したことのない分野について学ぶことができるため留学先に選びました。

中国語の語学コース及び授業、イベントが充実しています。本留学では私自身は履修しなかったのですが、授業の中で現地の高校生との交流やプチ旅行、現地のボランティアの方との餃子作りなど様々な体験ができたようです。また英語で受けられる授業がたくさんあり、満足のいく授業選択ができました。

今回の留学で建築について改めて考え直す機会になりました。授業の中には比較的留学生の割合が多いものもあり、それぞれの異なる建築観や異なるプレゼンテーションスタイルからたくさんヒントを得ることができました。また半年も現地で生活することで言語に関しては生活しながら使うことで自分の感情・話したいことに英語スキルが追い付けるようになったかなと思います。交換留学生同士の交流から異文化や年齢の違うことから来る考えの違いをたくさん経験することができました。

留学に行く前は建築について新しい知識が得られるのではというイメージを持っていましたが、授業を通して新しい知識だけでなく建築ってそもそもなんだっけという疑問に向き合うことができる機会になったのは意外でした。留学に迷っているのならば、自分の学んでいる分野を見つめなおすのも動機の一つになりえるのではないかと思います。

Cinematic urbanism studiesという授業で最終発表をしている様子

馬塲寛子